DHA(ドコサヘキサエン酸)が脳に良いのは何故?

青魚に多く含まれていて、記憶力を向上させてくれるなどの効果を発揮するというDHAの存在が注目され始めて、ずいぶん時が経ちました。すでに、小学生でもDHAの存在はよく知っており、子供から高齢者までDHAの大切さが説かれています。

 

というのも、厚生労働省が一定の摂取量を推奨するほど、健康のために必要な栄養素だと告知しているから。では、DHAは脳にはどのような影響を与えているのでしょうか。

 

脳の6割は脂質

 

DHAとはドコサヘキサエン酸という脂肪酸で、オメガ3系に分類されています。オメガ6系脂肪酸と共に必須脂肪酸の一種とされ、体内では作れないけれど健康に生きるためには絶対に必要な脂肪酸です。

 

オメガ脂肪酸は常温では固まりにくく、魚介類に多く含まれているのが特徴です。常温では固まりにくいということは、体内でも溶けやすいということ。

 

健康や美容のためには、溶けやすい油を摂ったほうが良いのです。全身に存在するオメガ脂肪酸ですが、脳には特に多く存在しています。

 

それというのも、脳は約6割が脂質で構成されているから。アメリカの大学での実験では、DHAを添加したミルクを与えた赤ちゃんの脳の発達が、より優れている結果が出たと報告しています。

 

魚は毎日食べられない?

 

DHAは、まぐろの脂身やサバなどの魚に特に多く含まれています。オメガ3系脂肪酸のEPAは、イワシなどに多く含まれている栄養。

 

同じくオメガ3系脂肪酸のα-リノレン酸は、しそ油などの植物油にも多いことで知られています。海に囲まれた島国である日本では、昔からよく魚を食べてきましたが、現代では食の欧米化が進んで魚より肉を食べる人が増えています。

 

肉の脂質は常温では溶けにくいため、体にたまりやすいのが難点。ただ、魚を毎日食べるのはほとんど無理という場合、サプリメントでDHAを摂取するのも良いでしょう。