アルコールが低下させる記憶力

お酒を飲んでも酒席であったことをしっかり覚えている人もいれば、記憶をスッカリなくしてしまう人もいます。実は、アルコールによって記憶力が低下するのは当然の原理なのです。ここでは、アルコールが記憶力を低下させる理由について、お話しましょう。

 

記憶力を邪魔するアルコール

 

アルコールを摂取すると、頭がぼんやりとしてきていい気持ちになる一方、朦朧としてきて思考力や記憶力が定かでなくなってくるものです。

 

ただ、ぼんやりしてしまうことが記憶力を低下させる原因とは限りません。もっと重大なことが、アルコールの摂取後に起こっているのです。

 

それは、睡眠に関係があります。睡眠は、記憶したことを定着させるのに役立つ行為です。どんなに勉強を頑張っても、睡眠をとらなければ記憶は上手く定着してくれません。

 

より長期的に覚えていたいことは、睡眠で脳に定着させていくべきなのです。ところが、アルコールを摂取すると、大脳皮質の働きが制限されてしまいます。

 

大脳皮質とは、記憶したものを保管しておく場所です。そのため、お酒を飲んでから寝ている間に、記憶が定着しないわけです。お酒を飲み過ぎて記憶が飛んでしまうのも、無理もありませんね。

 

過剰な飲酒は脳細胞を傷つける

 

過剰な飲酒は脳だけでなく全身の健康維持にも悪影響をおよぼすといわれていますが、脳細胞にもダメージを与えることには考えが至らない人が多いようです。

 

それも、過剰な飲酒というのが大酒を飲むことだとイメージしているからかもしれません。毎日のように晩酌を欠かさないという習慣も、脳細胞にはじわじわとダメージを与えます。

 

女性の飲酒が問題視されているのも、少量ずつでも毎日のように飲酒する習慣が健康を害することにつながりかねないからです。お酒はたまに、適度な量を飲むのがちょうどよさそうですね。